家で食べられる二郎系「豚園 背脂醤油豚ニンニク」食べてみた

2020年4月4日

二郎系ラーメンってほんと中毒かってレベルで無性に食べたくなる日があります。ですが子供ができてからというものなかなか一人でラーメンを食べに出かけるというわけにもいかず、かといってファミリーで行けるような店舗で二郎系を提供しているところが近所には見当たらない…。

例えばセブンイレブンの「とみ田」がレンジで温めてもらうと店内にニンニク臭が充満するレベルなのでいい線いっていると思っていました。ですが、その場で食べる分にはよくても、これを家に持って帰ってきて食べるとイマイチ。

そんなこんなで日々を過ごしていると二郎系へのえもいえぬ渇望が募り、なんなら自作するまである…と思っていたある日フォロワーさんに教えてもらいました。

日清の豚園です。

なべで作る油で揚げたタイプのインスタント麺ということもあり、勧めてもらわなかったら試すこともなかったかもしれません。ですが、結果から言えばこの豚園、かなりアリです。今時のインスタント麺の実力を舐めてました。

豚園 中身

スープと厚めのチャーシュー。

麺の袋の中には背脂とニンニクが入っています。

豚園 作り方

 

ほとんど普通のインスタントラーメンと変わりませんが、チャーシューと麺を同時にゆでるところと、麺のゆであがり前にスープを入れてひと煮立ちさせるところに二郎系らしさを感じます。

用意するのはもやしのみでOKということで家にあるもやしを麺のゆであがりに合わせて3分レンジにかけます。

豚園　完成

ゆであがったら丼に盛り、もやし、背脂、ニンニクをのせれば完成です。写真のもやしは袋半分くらいなので1袋つかえばより二郎っぽくなります。

豚園　感想

正直予想をかなり超えてウマいです。どこかの店を模したインスタントラーメンというとどんな味でもフレーバー程度、あくまで偽物という時代はもう終わったのかもしれません。スープやニンニクなど味だけで言えばかなり二郎です。脂身多めのチャーシューを一緒に煮ることで二郎系のスープに大分近づいていると思います。麺は本物にはかなわないものの、インスタントラーメンと本物の間くらいのクオリティがあります。乾麺でここまでできるとは正直驚きました。またインスタントラーメンだけに賞味期限も半年と長いのも良い点です。

今回食べようと思った時にもやしが冷蔵庫に袋半分しかなかったのと、スープが薄いともやしで台無しになるかも…というビビりもあってもやしの量は妥協しましたがスープがかなりしっかりしているのでもやしは1袋、もしくはそれ以上入れても大丈夫そうです。

ただもやしはスーパーで買えばよいのですが、チャーシューはスーパーで売っているものでは正直どうにもなりません。付属でついているチャーシューは他のインスタントラーメンに入っているものに比べれば肉厚ではありますが、本物の”チャーシュー”を期待できるようなものではなく、あくまで二郎らしさを出すためのだしのようなものだと思うと良いでしょう。

そうだとしても豚園はかなりアリなのですが、それはスープの味、ニンニク部分が二郎のそれに近いからです。逆に言えばここに正しいチャーシューさえのっていれば、「家で二郎が食べられる」と言えるのではないか、とすら思います。スーパーに売っているようなハムみたいな味のチャーシューや、変に甘いチャーシューではなく角煮のように分厚いチャーシューさえのっていれば…僕のような子育て世代も二郎欲が満たせる…そう思い始めました。袋麺と思うと少し値段が高いですが、家で二郎欲が満たせると思うとかなりアリです。

 

日清の豚ラ王

日清の二郎系が美味いのであれば先発のカップタイプもイケるのではないか、と豚ラ王も試してみました。

豚園とは違いキャベツが入っていますが、ニンニクが別で入ってはいません。

調理は普通のインスタントラーメンと同じです。チャーシュー、かやくをめんにのせて熱湯5分。スープとアブラは後入れします。

日清の豚ラ王　感想

普通のカップラーメンと比べると美味しいのは間違いないんですが、にんにくが別袋でついていないだけあって豚園と比べるとニンニクが弱いです。乾燥のものをもどすパターンではありながらキャベツが入っているのは良い点ですが、カップにしてしまうとどうしても湯の温度が下がってしまう。やっぱり二郎系は油分が多いこともありアツアツであることが必須だと改めて感じました。それでもスープの味は二郎系で間違いないです。

豚園にガチチャーシューを入れると最強

麺を煮る段階でそれっぽいチャーシューを投入すればおうち二郎が完成するのでは？と考えとりあえずAmazonでそれっぽいチャーシューをポチってみました。
結果驚きの大当たりでした。

肉の卸問屋アオノさんのチャーシューは400g。冷凍で届くので解凍し太めに切って付属のジップロックっぽい袋に入れてお湯で温めます。残りは冷凍でＯＫ。

豚園の麺をゆでる時一緒に投入します。肉の卸問屋アオノさんのチャーシュータレ自体は少し甘い系なので、チャーシューの外側についていた以上のタレは入れないようにしました。少しくらいなら入ったほうがよりコクがでるかな、と思ったわけです。

で、完成したのがこれです！すごくないですか？家でこのビジュアルですよ！もやし２袋でもよかったかも（写真はもやし1袋）やっぱりちゃんとしたチャーシューがのっていればウマさ倍増です。

値段としても豚園が約400円、もやしが20円、チャーシューが大体ラーメン1回分で830円（送料込み）＝1,250円で二郎系ラーメンがお家で食べられるわけです。
僕の住む地域で食べられるまともな二郎系ラーメンは並盛野菜増し肉増しで1,340円なので、結果店より少し安い値段で二郎系にありつけます。

本物の二郎がある地域の方から見ると高すぎだろ、と思われるでしょうが…、田舎はラーメンが高いのです…。

ネットを見るとガチ勢ジロリアンにはさほど褒められていない豚園ですが、このように正しいチャーシューさえのせれば印象はかなり変わるでしょう。ていうかもう僕はこのセットさえあれば二郎欲は満たせると思います。

「豚園 背脂醤油豚ニンニク」食べてみた　まとめ

ガチチャーシュー入り豚園＞もやしのみ豚園＞とみ田（セブンイレブン）＞豚ラ王

個人的なランクはこうなりました。正直しっかりしたチャーシューを入れた豚園は、近くで食べれられる二郎系とは負けずとも劣らないと呼べるレベルだと思います。二郎が食べたいけど家から遠い、もしくは子育てやら家庭の事情でなかなか行くことができない人なら一度試してみるのをオススメします。僕のような二郎難民なら感動しちゃうはず。豚園だけならセブンイレブンでも買うことができますよ。

「豚園 背脂醤油豚ニンニク」カップ焼きそば風

ネットで話題の焼きそば版も作ってみました。カップ焼きそば的作り方ですが、実際にはまぜ麺に近いです。
個人的にはあえて汁なしにしなくてもいいかな、とは思いますが夏場なら断然こっちですね。

通常の豚園よりも少な目の水でゆでます。温泉たまごをのせたかったらマグカップに生卵を入れて、卵に1㎝くらいかかるくらい水を入れ1分ほどレンチンしておきます。

ゆではじめから3分くらいでキャベツを好きなだけ投入。この時点から2分くらいもやしをレンチンしておきます。

5分くらいでもやしを投入します。この時点で水気が多すぎたらざるにあけて戻すと良いです。スープのタレをこの時点で1/3～半分くらい味を見ながら投入します。最終的に混ぜながら味を調整したほうがいいので熱湯でスープの素から濃いタレを作って、盛り付け後に混ぜる形でもよいでしょう。

丼にうつし、チャーシューとさきほど用意した温泉たまごをのせれば汁なしver.の完成です。この場合もやはり厚切りのチャーシューがあると俄然美味しいです。

まぜ麺的に味に飽きてきたら酢を入れても美味しくなります。好みにもよるかもしれませんが、汁なしverの場合はスープの素は全部入れるとちょっと濃くなってしまうので注意が必要です。僕は大体3分の2くらい使いました。