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全天球カメラ(360°カメラ)THETA SC2 使ってみた【THETA Vと比較してみた】

2019年12月13日

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全天球カメラ買ってみた改

2019年12月13日発売のRICOHの全天球カメラTHETA SC2が届きましたので前回使用したTHETA Vと比較しながらレポートしたいと思います。

そもそも全天球カメラ(360°カメラ)って何?という方は上の記事を読んでみてください。

上記の記事に書いたのですが、以前360度カメラを使って、遠方に住んでいてなかなか孫に会えないおじいちゃんおばあちゃんのために我が子をVR動画化しました。
僕の両親は少し遠方に住んでいることもあり、息子とは頻繁に会えないので成長の早い息子の少し前の様子を見ることができて二人ともとても喜んでいました。

前回はそもそも全天球カメラ(360°カメラ)というものがどういうものかわからなかったこともありRICOHのTHETA Vをレンタルしたのですが、実際使ってみるとVR動画で我が子の成長の記録を残すのはかなり面白かったです。また息子が大きくなった時自分の小さい頃の様子が普通の動画よりもリアルに「見る」ことができるという体験ができるのは面白いんじゃないかと思い、今回新製品であるTHETA SC2を購入してみました。

RICOH THETA V メタリックグレー 360度カメラ 手ブレ補正機能搭載 4K動画 360度空間音声 Android OS搭載で機能拡張に対応 リコーシータ独自の高精度なスティッチング技術で高画質で自然な360度撮影 ビジネスシーンで大活躍 910725

RICOH THETA V メタリックグレー

Posted with Buyer at 2020.11.26
prime
リコー

THETA シリーズ グレード比較

THETA SC2は現行モデルの中ではTHETA Z1、THETA Vに続く3番目のグレードになり、360度カメラのエントリーモデルという位置づけのTHETA SCの後継モデルになります。

THETA Z V比較元

THETA SCとSC2比較

THETA S比較

静止画像性能、動画性能、ライブストリーミング性能の可否、音声録音の方式、内蔵メモリの違いがあり、上位モデルほど搭載機能が増えます。

また最新モデルであるSC2は高速起動、preset機能がつきましたが、マイクはモノラルになっているので360°空間音声録音機能がありません。Z1、Vは3Dマイク搭載です。またSC2は無線LAN(クライアントモード)が使えません。THETA VではOculus Questにデータを移行する際に無線LAN(クライアントモード)を使用していたので、若干不安はあります。

THETA VとTHETA SCを比較

比較的スペックと価格的に近いTHETA VとTHETA SC2を比較してみました。

サイズ・重量

THETAV正面
THETA V

SC2 サイズ感
THETA SC2

THETA V とSC2の製品サイズは全く同じで重量はSC2のほうが17g軽いです。大きさでいうとAmazonのfire TVのリモコンが少し厚くなったくらいだと思えばイメージがわきやすいのではないでしょうか。

価格

THETA V:57,750円
THETA SC2:36,800円

SC2の方が約2万円安いです。

スペック差

その他大きな違いはライブストリーミングがSC2ではできないこと、THETA Vでは動画が連続25分まで撮影できるのに対してTHETA SC2は連続3分までになっています。また内蔵マイクがTHETA Vは4chですが、THETA SC2はモノラルで、SC2は360°音声対応には対応していません。これは例えばTHETA Vで撮った動画であればVRヘッドセットを使って動画を見た際に音が360°から聞こえてきますがTHETA SC2で撮影した動画は音がどちらからなっているかはわかりませんといった違いになります。

また最新モデルであるSC2は高速起動、静止画の撮影モード(PRESET)が追加され顔、夜景、車窓という撮影モードがあります。また小さな液晶が付いたので現在のモードが確認しやすくなっています。

マニュアルはオンライン

例によって紙のマニュアルがついてくるというわけではないので、オンラインマニュアルで操作法を確認します。

撮影した動画をOculus Quest またはOculus Goで見る方法

撮影した動画の見方

一旦THETA SC2をUSB経由でPCに接続し、見たい動画をPCにコピーします。その後PCにOculus QuestまたはOculus Goを接続して適当なフォルダにコピーすればOculus QuestまたはOculus Goで撮影した動画を見ることができます。Oculus Gallaryを開いて内部ストレージを選べばコピーしたファイルが表示されるはずなので、該当のファイルを選択すれば見ることができます。

そのまま再生できましたので、THETA Vの時のように動画の天頂補正をする必要はないようです。

THETA V と TEHETA SC2 どちらを選ぶべきか

当初THETA VとTHETA SC2でどちらを買おうか悩んでいたのですが、僕の用途としては息子の成長をVR動画で残したかっただけなので結果としてはSC2でよかったかな、と思います。一番気になっていたSC2のマイクはモノラルで360°音声に対応していないという部分だったんですがただ子供の動画を撮る分には特に気になりません。THETA Vで撮影した動画なら確かに音のする方向がわかりますが、そもそも普通生活の場面を撮影するうえではあまり音を拾ってくれないので、360°音声だろうが、モノラルだろうがそんなに大きな差を感じませんでした。

SC2は動画の長さも3分が最長ですが4Kサイズで3分撮影しても、それだけで1GB以上のファイルサイズになりデータの扱いが大変なので、むしろ3分で一旦区切ってくれるという意味ではむしろアリだと思います。

THETA SC2はエントリーモデルという位置付けだけに全天球カメラ(360°カメラ)に興味がある人にはちょうどいい値段とスペックになっていると思います。

逆に360°音声を使ってアイドルやバンドのライブ動画を撮影したいと考えていたり、360°動画で生配信を行いたいと考えているならTHETA VもしくはTHETA Z1を選ばないと後悔をすることになるので注意が必要です。現状例えばTHETA VとTHETA SC2で悩んだら、

・3分以上の360°動画がゴリゴリ撮影したい

・360°動画で生配信がしたい

上記二つの機能が必須ならTHETA VもしくはZ1。上記機能はなくてもかまわない、安く済ませたいならTHETA SC 2を選ぶと良いと思います。
SC2(36,800円)はとにかくコストパフォーマンスは良いので、360°カメラってよくわからないけれど興味がある、使ってみたいと思うならばオススメです。

 

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