ポケトークWが言語学習に便利な7つの理由
日本語の認識力が高く、多少うるさい場所でも使えるAI翻訳機ポケトークW。海外旅行や外国人とのコミニュケーションなどで翻訳機として使う以外にも語学学習に使うのもかなりアリです。例えば海外旅行へ行く際などにポケトークを購入して、帰ってきた後は少し語学の勉強してみようかなという気情報2になったりもするはず。そんなタイミングでポケトークWを使って語学学習を始めてみてはどうでしょうか?ポケトークは学習用ツールとしてもかなり使い勝手が良いので次の海外旅行まで引き出しにしまっておくのはもったいないです。
そこで今回は言語学習でポケトークWがどんな風に便利かを英語学習を例に書いていきたいと思います。
ポケトークWを使ってみた感想などはこちら
上記リンク内にも貼ってありますがカリフォルニア出身のウェイン君と日本語と英語で話した様子を動画で撮りました。ポケトークはこんな感じで使えます。
①サイズ、重さ、使い勝手
サイズが110mm × 59.8mm × 15.8 mm、重さも約100gなのでポケットにいれておけるサイズになっています。またポケトークWには翻訳機能と履歴の確認機能以外で無駄な要素はついていません。そのため動作も早く取り出してすぐ使用することができます。例えば外国人と会話している時に聞き取れなくなってきたらポケトークに話してもらうことで相手が何と言っているのか文字で見ることができます。スマホでアプリを探したりなど、ひと手間めんどくさいとなかなか習慣にならないですよね。英語を習得するためには習慣を作ることも大事な要素になってくるので、このすぐ使えるという部分はかなり大きなメリットです。
②使用可能時間が長い
ポケトークは待機時間で240時間、連続で使用しても7時間バッテリーが持ちます。フル充電して普通に使用する分には1日で充電切れになる心配はほぼ無いです。多少充電し忘れても、使いたい時に充電がないということがスマホ比べれば圧倒的に少ないです。
③辞書を引くより便利 ポケット辞書として使用できる
ポケトークはボタンを押している間に話した文章の中で意味を推測して翻訳してくれます。そのため辞書で一つの単語を調べるより文脈に合わせた単語や言い回しを見つけられることが多いです。言わば例文と単語を同時に調べられる新しい辞書とも呼べるかもしれません。これはかなり便利です。またスマホの電波が届く場所なら世界中128の国で使用することができます。
日本語から英語単語を検索した時、たくさん単語が出てきてどの単語を使うのが自然なのかわからない時は多々ありますが、ポケトークなら文脈に沿った単語を選んで結果を出力してくれるので迷う時間を短縮できます。またクラウド上のAI翻訳エンジンが結果を返すので、言い回しが古くなることがありません。
④ポケトークセンターに翻訳履歴が無限に残せる
アカウントを作ることでポケトークセンターで購入時からポケトークで翻訳した履歴をすべて見ることができます。ポケトークの設定の中の「ポケトークセンター」を選択すれば、QRコードまたはサイトのアドレスが表示されます。ポケトークセンターはそのリンクから確認できます。またポケトークセンターのデータCSV形式でダウンロードすることもできるので、過去に訳した記憶のあるものを検索して見つけることができます。覚えたかったけどわすれてしまったような表現を思い出すのにとても便利です。また履歴が無限に保存できるので自分の過去に自分が知りたかった訳を見れば自分の成長が確認できます。
英語を学ぶのは目指すゴールや個人差はあるものの、多くの場合かなり時間がかかります。逆に言えば毎日の進歩は自分ではなかなか感じられませんが少しずつだとしても続けていれば確実に伸びています。長い期間モチベーションを維持するために、自分の成長を確認するのはかなり大事な要素になってきます。ポケトークの履歴が無限に保存できる機能を使って過去の翻訳結果を復習がてら振り返ると自分の伸びも確認できますし、自分が英語にできなかった文章が履歴として残っているはずなので良い復習になります。
またポケトークセンターの翻訳履歴はcsvでダウンロードできるので管理するのも簡単です。
⑤翻訳結果の音声が再生できる
ポケトークWの対応言語74言語中50言語の翻訳結果の音声が再生できます(2019年8月時点)。英語ももちろんですが、言語を勉強する時には読み方も同時に頭に入れるようにしたほうが効率が良いです。日本人としては比較的身近な言語で言うとフィリピノ語(タガログ語)だけ現状音声出力対応していないですが、その他は言語はかなりカバーされているので、英語以外の学習にも向いています。※動画は広東語と日本語でLINE電話を使って会話しています。
⑥ネイティブの壁を超える リスニング練習にポケトークを使う
学習用の英語音声は遅すぎ、英語圏の普通の会話は速すぎてついていけないという時期が僕にはありました。これを英語学習者は「ネイティブの壁」とよく呼びますが、学習用の英語以上ネイティブ以下くらいのレベルで内容を20~30%理解できる程度のリスニング教材を探すのはとても大変です(20~30%程度内容が理解できてはじめてリスニングの効果があると言われています)。
ですがポケトークがあればYouTubeの英語字幕のついていない動画もリスニング練習教材として使うことができます。どんな動画でもポケトークを使ってリスニングの答え合わせができるのでYouTubeを探せば自分のレベルに合った教材がかならず見つかると思います。
以下のCNNニュースの冒頭の音声をポケトークで聞き取ってみました。
リポーターのセリフ2
正確に聞き取れているのがわかるかと思います。2つの言語が同時に聞こえてくる同時通訳のような音声を聞き取るのは難しいようですが、一人が話している言葉ならかなり完璧に認識してくれました。あまり長いと途中から日本語に訳してはくれなかったり、訳が乱れる場合がありますが英語自体はしっかり認識してくれるので便利です。
※今回使用したYouTubeの音声は認識翻訳ともに問題なくできましたが、テレビの音声はノイズと認識され、翻訳が行われないことがあるそうです。
ちなみに僕が昔学習用の英語音声の次にリスニング練習で使ったのは以下の番組です。(下品なギャグTV番組です)
⑦タップで再生できるので発音練習に使いやすい
ポケトークの音声と同じスピードで発音できるよう目指すのも大事です。初心者にはかなり速く感じるかもしれませんが、子音をちゃんと発音できるようになれば同じスピードで言うことができるようになりますし、相手にも伝わりやすくなります。多くの日本人には子音をちゃんと発音するための口の筋肉が足りないので、繰り返し練習して子音をちゃんと発音できるようになるまでトレーニングが必要になってきます。翻訳履歴を一回タップすれば音声が再生できるので何度も繰り返して練習しやすいです。
発音チェックにも使える
例えば英語も日本語も認識力が高いので
日本語で話し翻訳→翻訳結果(英語)を覚える→翻訳された英語を声に出して英語(米国)で翻訳させる
これを繰り返せば自分の発音を正しく矯正することができます。英語→日本語翻訳させて自分の発音が正しいかを確認すると良いでしょう。
知っておいたほうが良い点
ポケトークWはインターネットを介してクラウド上のAI翻訳エンジンにデータを送り翻訳、その結果を表示します。つまりインターネットがなければ使用できません。地下など携帯の電波が届かない場所でWiFiも使えない場合は全く使用できないので注意が必要です。
また日本語から英語に翻訳する際、日本語の認識がきちんとできていれば比較的ふさわしい表現を選んではくれるものの、ネイティブスピーカーに聞かせるとやはり不自然な表現もあるとのことです。会話が成り立つ程度の英語に翻訳できても、ポケトークの翻訳は完璧というわけではないということは覚えておく必要があります。
ポケトークWを使った言語学習まとめ
ポケトークWは英語で会話している時に聞き取れなかったり、自分で言いたいことが英語で浮かばない際などに便利ですが、家などで英会話の練習をするのにも使えます。またある程度英語が話せる人なら、ポケトークWを補助的に使うことで外国人とのコミニュケーション幅がかなり広がりますし、困ったらポケトークWが聞き取りもやってくれるので、人によってはもう英語の勉強しなくてもいいやと思っちゃうかもしれません。そうなったとしても英語でわからない表現をポケトークWで調べる習慣がつけば、それだけで英語は伸びていくと思います。
ポケトークWはかなり便利ですが、それでもまだ万能ではありません。使い方のコツや実際に会話を翻訳した時の動画も以下に載せてありますのでよかったら参考にしてみてください。