ゴールド会員を目指す勢いで宅麺を食べています
この頃、筆者はお取り寄せラーメンの「宅麺.com」にハマりにハマってひたすらラーメン、つけ麺、まぜ麺をおうちで食べています。コロナ禍でなかなか外食するのにも気兼ねするためちょくちょく買うようになると、どれもこれもうまいのでどんどん違う商品を攻めたくなってしまうというループにはまり気づくとゴールド会員も見えてきました(半年で3万円分購入)。そもそも我が家は1歳の息子がいるため昔のように行列のできるラーメン店に並ぶようなことができませんし、下手に知らない店を攻めてられなくなりました(外ラーメンの機会が貴重なので絶対に外したくないのです)「宅麺.com」なら各地の評判もお墨付きの有名店の味が食べられるので好み以外のハズレがありません(好みの意味ではありますが)。この記事では筆者がドハマり中の「宅麺.com」の良いところ悪いところ、実際に作る時のコツ、個人的によかった商品などをまとめていこうと思います。
宅麺.comとは
端的に言えば、店のスープと麺を冷凍して届けてくれるサービスです。ラーメン、つけ麺、混ぜ麺と色々な種類の麺をスーパーで手に入れられるトッピングを用意すればほぼ店同様のクオリティで楽しむことができます。また宅麺では関東の有名店を多く扱っているので愛知県民の自分としては、直接行かずして店の味を楽しめるのでとても重宝しています。特に僕のように愛知県でも田舎のほうに住んでいると近所に有名店があったりはしませんし、田舎へ行けばいくほど競争率が下がるせいか優良ラーメン店が少ない傾向を感じます。小さなお子さんがいてなかなかラーメンが食べられない、田舎すぎて良店が近所に少ない、そんな人におすすめです。
宅麺 何から買うのがおすすめ?
宅麺ランキング
公式サイトに人気ランキングと実店舗の情報が載っているので知らないラーメン店を攻める感覚で選べます。おそらく売り上げベースのランキングになっているので1位を取っている商品は供給も多く買いやすいという要因も含まれていると思われます。とは言えはじめはジャンルのランキング上位から攻めていくのが間違いないと思います。食べログスコアも商品ページに載っているので参考にしてみると良いでしょう。
また今は二郎インスパイア系、つけ麺、ラーメンの各ジャンルを代表する3食セットがあるのでこのセットを購入してみるのも良いと思います。
宅麺で個人的によかった商品
宅麺では各ジャンルの有名店や、まだ歴史の浅いジャンルで関東関西の都心部にしか存在しない類の商品、またオンリーワンな味が気軽に食べることができます。ただランキング1位だと結構ジャンルド直球なことが多く(もちろんおいしいんですが)で新鮮味に欠けることがあったりします。そのあたりただの個人的な好みかもしれませんが(苦笑)ここではジャンルで1位ではないものの、個人的にハマった麺を並べていきます。※画像は実際に調理したものです。
雷本店 雷そば
雷本店 雷そば
二郎系インスパイア系の中で、二郎の定義を満たしつつオリジナリティがありまとまりのある一杯。在庫も潤沢で比較的ほしい時に買えます。二郎系にしては麺が少な目で個人的には野菜マシマシにあうスープの濃さとおなか一杯になれるちょうどよい量、また価格も魅力です。雷そばよりよくランキング上位にいる「俺の生きる道 らーめん」より個人的にはこちらのほうが好き。画像ではもやし一袋、キャベツ1/8程度を4分レンチンしたものを追加しています。
特級鶏蕎麦 龍介 龍介つけ蕎麦
特級鶏蕎麦 龍介 龍介つけ蕎麦
つけ麺のランキングには出てこないんですが、宅麺厳選セット つけ麺セット(送料込み)に入っていて知りました。このセットにあるとみ田はもちろん風雲児もうまいんですが、異彩を放っていたのがこの特級鶏蕎麦龍介の龍介つけ蕎麦。魚介が強いので印象としてはとみ田や風雲児に近いんですが実は鶏白湯つけ麺なのです。一杯あたり約五羽分の鶏を使用し作られているというスープがとてもまろやかでクセになります。玉ねぎのみじん切りが推奨トッピングになってますが個人的には必須です。画像ではたまねぎ、ネギ、ゆで卵、ノリをトッピングしています。
山之手虎玄 坦坦麺
愛知県豊田市にある山之手虎玄 坦坦麺。そもそも担々麺にさほど興味がなかった筆者ですが、この担々麺に出会ってから見る目が変わりました。この店の担々麺はオンリーワンだと思います。家から行けなくもないんですが、あえて宅麺で買ってみました。この担々麺はほかの商品に比べ若干調理工程は多いですが味も実店舗と比べても遜色なくおいしかったです。今後はぜひとも同店の汁なし担々麺もラインナップに加えてもらいたい。画像には軽くゆでた小松菜を追加しています。
超ごってり麺 ごっつ ごってりしょうゆラーメン(魚粉付き)
背油チャッチャ系というジャンルだそうで、例えば愛知県民的に言えば来来亭もそのジャンルにあたるそうです。なんとなくビジュアルが気になって購入しましたが実際来来亭とは別物です。背脂に覆われたスープ(というかスープの50%くらい油に見える)の中で背油の甘味と醤油のコクがワシワシの麺とともにすごい破壊力を生み出しています。付属の魚粉を少しずつ混ぜながら食べるのがオススメです。
ただ胃腸が弱い人は温めた牛乳を飲んでおくなどしたほうがいいのではないか、と思うほど油が本当に強いので警戒が必要だとすら思います。画像ではレンチン3分したもやし一袋とネギを追加しています。
ハイマウント らーめん
ジャンクガレッジ系のハイマウントのまぜそばが食べてみたくてずっとサイトを監視していたらある日同店のらーめんを発見しました。これがね…最高だったんですよ…。
醤油が際立つかなりからめのスープで、油も強め、野菜マシマシかつさらにコッコマンと呼ばれるとき卵にショウガを足したものに麺を通すのもアリというインパクトの強いスープの中に、ムッチリとした極太麺とガチャガチャのプラケースくらいのサイズのチャーシューの塊がゴリっと入ります。個人的には二郎系に求めていたすべてが入っていたと言っても過言ではないかもしれません。ただ正直その日以外売ってるの見たことないです。一応公式Twitterでアナウンスはしていましたが、販売された日はまずゴールド会員以上向けに優先販売が行われ、運よく在庫が残ったため僕も買うことができたようです。
画像にはもやし1袋キャベツ1/8個をレンチン4分したものとスーパーに売っていた煮卵を追加し、コッコマン(生卵2+生姜)も用意しました。別皿にたれが入ってるのはスープが入りきらなかったためです。
宅麺 作るコツ
内容例:ブタキング 豚増し味噌らーめん
ブタキング 豚増し味噌らーめん 調理の仕方
宅麺の商品には麺とスープ、主要な具材は含まれていて、推奨のトッピングはスーパーで買えるか作れるようになっています。なので基本的な調理は冷凍のスープを湯煎し、麺をゆで用意したトッピングを盛り付けるだけでとても簡単です(細かい調理の仕方は各商品ごとに書いてあります)。
ですが、値段も値段なので限りなく完璧に作りたいじゃないですか。また自分で作り自分で食べるとなると結構時間配分が結構シビアになってきます。なんせ麺はタイミングの料理です。二郎系や家系などの太目の麺であれば多少猶予はありますが、とんこつラーメン等細麺になると盛り付けにもたつくと麺が伸びてしまい台無しです。
コツとしては記載してあるゆで時間の2分くらい前くらいから麺の硬さを見ながらベストなタイミングを探りつつ、少し固めであげるようにすると盛り付けにもたついても問題なくおいしく食べられると思います。また慣れるまで2杯同時に作るのは結構忙しいので大変です。なれないうちは一杯ずつ作るのをオススメします。
料理に自信がなくても問題なく作れると思いますが、慎重を期すならば最初はつけ麺から始めると良いと思います。つけ麺でひやもりなら一旦麺を水で洗う工程があるためトッピングにまごついても麺が伸びる心配はありませんし、つけ汁はレンジさえあればいつでも温めなおせますしね。
宅麺 必要な道具
ガスかIHのコンロが2口あれば問題なく作れると思います。二郎系であればきゃべつ、もやしなども同時に用意したいので、プラスコンロ1口か、電子レンジ等が必要になってきます。
最初の頃二郎系のヤサイはゆでたものが食べたかったのでクッキングプロでスープ、具材の湯煎、ガスコンロの片方で麺、もう片方でもやしとキャベツを茹でていました。ですが、ヤサイを茹でて作る場合もやしとキャベツの完成を麺の仕上がりに合わせるのが結構大変なため、最近では麺をガスコンロ、もやしとキャベツを電子レンジ、具材の湯煎をクッキングプロで行っています。
またクッキングプロを使うなら内ふたを外した状態かつツマミを排気にした状態でお湯を作っておくとスープの湯煎に便利です。
宅麺 良いところ
クオリティが高い
豊田市にある「虎玄」の担々麺しかリアルタイムで本物と宅麺を比べることができていませんが、少なくとも虎玄の担々麺はほぼ本家と同じだったと思います。
また厳密に比べれば差はある(もしくは調理のスキル差がでる)かもしれませんが、例えば二郎系だけで言うならば個人的には僕の住む愛知県の豊橋市で食べられるどの二郎系ラーメンより宅麺で買ったもののほうがおいしかったと思います(あくまで個人的な好みです。頑張ってるラーメン屋さんごめんなさい)。
交通費を考慮すると送料は安い
送料が基本900円+数量×120円必要であるため最大で1杯あたり1020円かかるため送料を含めるとラーメンの代金としては結構高く感じます。ですが僕の場合1020円を交通費だと考えると家から往復1020円で行けるラーメン屋さんは我が家の場合前述の場合豊田市の虎玄だけですし、実際に行くとなると下道で1時間20分かかります。往復のガソリン代が約1,000円程度なので宅麺で購入するのと一杯のラーメン代はほぼ変わりません(高速を使うと交通費のほうが高くなってしまいます)。
例えば宅麺のラインナップに多い関東圏に住んでいるとしてもついでの外出等なければ純粋な交通費が往復1020円以内にある優良ラーメン店となるとかなり限られてくるのではないでしょうか。そのため単純にコストだけ考えれば安いとすらいえます。複数購入すれば1杯につき+120円なのでさらに安くなっていきます。
子供連れで行けないラーメン店の味が気兼ねなく食べられる
僕も嫁も大のラーメン好きなのですが、今子供が1歳と少しであるため行列ができるようなラーメン屋さんに家族で行くことはできません。家で作るのであれば、そのあたりは全く気にする必要がないので本当にありがたいです。ただ、子供が襲ってくるので夫婦同時に食べることは難しいのはありますが…。
宅麺 イマイチなところ
欲しいラーメンがいつも買えるとは限らない
人気のラーメンは在庫がサイトに表示されてから数時間で姿を消します。また会員ランクというシステムがあり特に人気の商品はゴールド会員(半年で3万円分購入)、プラチナ会員(半年で5万円分購入)に優先販売されるのでランクが低いといつまでたっても欲しい商品が購入することができない!なんてことが起こります。例えば僕にとっては「ハイマウント」のまぜそばがそうでした。ジャンクガレッジ系の混ぜそばということでいつか実際に店舗に行くか宅麺で食べたいと思い、日々サイトをチェックしながら実際に購入に至ったのはチェックをし始めて4か月後…。ソシャゲで無課金ユーザーがリセマラを頑張るような道のりでした(まだ届いてはいませんが)ちなみに僕の場合は宅麺.com 商品一覧をスマホのホーム画面に追加して時間がある時にひたすら在庫のチェックしています。
会員ランクの条件が渋い
送料とプラスすれば半年で3万のゴールド会員なんてすぐじゃない?と思っていたんですが、よくよく読むと会員ランクアップの条件には大事な一文が含まれています。
※各ランクアップ条件にて集計する金額は、商品代金(税抜き)のみの金額となり、送料・消費税は含まれません。
つまり…麺類単体の一杯の値段が約1000円として、ゴールド会員なら30杯、プラチナ会員なら50杯分半年で購入する必要があるのです。前述したように交通費として考えると送料は安いは言えますが、それは生活圏内に存在しないラーメン屋さんに行くと仮定した場合の話です。ゴールド会員の条件の30杯分を例えば嫁と二人だとしても生活圏の外にあるラーメン屋さんを半年で15店も攻めるか?と言われたら微妙なライン。
どれだけまとめ買いするかによっても違ってきますが、僕のペースでいくとゴールド会員になるまでに約42,000円かかりそうです。
宅麺.comゴールド会員への道
宅麺.comは小さなお子さんがいて有名ラーメン店に行きにくいお父さんお母さんや田舎で近所に優良ラーメン店がないような人にはうってつけのサービスだと思います。僕はなんだかんだ宅麺を買い始めて4か月ほどになり、ゴールド会員まであと1万円少々のところまできました。一通り気になるラーメン、つけ麺はほぼ手を付けたのですがもうせっかくなのでリピートしつつ、ゴールド会員になったらどんな商品が優先販売で買えるのかこの目で確かめてみようと思っています。
最近うまい麺類に出会ってないなぁ、と嘆いているアナタ!(あまりいないかもですが)一度宅麺を試してみると僕のようにハマるかもしれませんよ。