「BONEWORKS」 操作法 レビュー【OculusLink】【SteamVR】
Oculus LinkでうちのOculus QuestでもOculus Riftのタイトルが遊べるようになりましたので、最近話題のVRゲーム「BORNWORKS」をプレイしてみました。従来のVRゲームよりもより現実的な表現が多くなっているというこのゲーム。その分没入感があがっていて従来のVRゲームよりコンセプト自体のレベルが高いゲームになっています。
また「BORNWORKS」はエキスパートOnlyと立ち上げた画面で書かれているように全くのVR初心者には少し難しい内容になっています。とは言え結構ガッチリとチュートリアルがあるので、そこをクリアしていけばなんとか遊べるレベルには到達すると思います。現状英語のみしか対応がないようなので操作法などをまとめていきたいと思います。
「BONEWORKS」 あらすじ
BrettはMythOS Cityを手掛けるモノゴン職員でありボーンワークスプロジェクトのセキュリティディレクター。Brettの最終的な目的は不明ではあるものの、彼はMythOSに侵入し、”時計”をシャットダウンするためボイドウェイへ入っていく。
「BONEWORKS」 チュートリアル
NEW GAMEからスタートするとまずはチュートリアルから始まります。
物をつかんで投げる
ゲームを始めるとまず現れるのが中央に出てくるアイテムをつかんで投げる、というチュートリアルです。
出てくるものをつかんで左右の穴に放り込んでいけば先へは勧めます。
英語の意味としてはincinerated(焼却)と書いてあるものは右の穴(焼却炉)に投げます。
Archiveと書いてあるものは左の青い穴(保管所)に投げ込む、ということのようですがどちらに投げ込んでも問題なさそうです。
ある程度投げ続けるとバッテリーが出てくるのでつかんで右となりにある機械に差し込みレバーを引くと柵が下がり先へ進むことができます。
MUSEUMで「BONEWORKS」の プレイヤー動作を学ぶ
最初の画面を超えると次に出てくるのは「MUSEUM」です。ゲーム内の動作はほぼこのMUSEUMをクリアすることで習得することができます。後半にあるパズル以外はやらなくても先へ進むことができるので、忙しい人でVR操作に自信がある人はそこまでスルーしても問題ありません。また説明は英語ですが、各チュートリアルの見本が動く模型で示されており英語がわからなくても勘が良い人なら操作法はわかるようになっていると思います。
歩く/走る
歩く場合は左スティックを倒します。自分が見ている方向に対してスティックを倒した方向に進むので上に倒せば目線の先に進み、左右に倒せば左右に、下に倒せば後に下がります。左スティックを2度素早く倒す、または押し込みながら倒すことで走ることができます。
向きを変える/しゃがむ
視点を変えたい場合は右スティックを左右に倒します。一度倒すと45度倒した方向へターンします。またしゃがみたい場合は右スティックを下に倒す、もしくは実際にしゃがみます(立ってプレイしている場合)。その状態で左スティックを倒せばしゃがんだまま前へ進むことができます。
掴む/投げる
小さいオブジェクトなら手の平をオブジェクトのほうに向け、オブジェクトにドットがついたらトリガーボタンを握れば、オブジェクトを手のほうへ引き寄せることができます。またオブジェクトをつかんだ状態で投げるモーションをすれば投げることができます。オブジェクトを話すタイミングは現実世界でモノを投げる場合とほぼ同じです。
ジャンプ
右コントローラーのAボタンを押し、離すことでジャンプできます。左スティックと併用して使うことが多くなります。
メニュー
右コントローラーのBボタン、もしくは左コントローラーのYボタンでメニューが表示できます。使いたいメニューにカーソルを合わせボタンを離すとメニューが切り替わります。
SCENE シーン
ここまで通ったシーンに戻ることができます。途中でセーブができないので「MUSEUM」の途中で疲れても最後までやり切らないとまたはじめからということになります。
PREFERENCE プリファレンス
PROFILE(プロフィール)、GRAPHICS(グラフィックス)、AUDIO(オーディオ)、CONTROLLER(コントローラー)、SPECTATOR(スペクテイター)が調整できます。走りながらジャンプするのが難しい場合はPROFILEの身長、座高などを調整してみると良いでしょう。
INVENTORY インベントリー
掴んだアイテムをしまっておくことができます。しまっておけるアイテムは枠のあたりにかざせばカチカチ音がなり、枠の色が変わるのでわかると思います。枠の色が変わった状態でアイテムを話すとしまうことができます。鍵やハンマーなどしまえるものはしまっておくと良いです。
重い荷物を動かす
重い荷物は重いなりにゆっくり動かす必要があります。現実には重さを感じないのでついつい早く動かしがちですが、画面の中の腕の動きと実際の腕の動きを合わすと良いです。
銃を撃つ
銃を手に入れたらインベントリーにあるマガジンをさし、マシンガンなら左側にあるチャージングハンドルが光るので手前に引きます。そして右手の人差し指トリガーボタンを押せば弾を発射することができます。
昇る/壁をつたう
ロープ状のもの、手のひらの模様のついた壁は両手でつかんでよじのぼることができます。うんていのように鉄パイプが並んでいるオブジェクトもぶら下がって進むことができます。手の届く範囲で少しずつ進むのがコツです。
アイテム購入
アイテムの購入は弾丸を使います。自動販売機に必要な弾丸数のマガジンを入れるとアイテムの入った扉が空くようになっています。弾丸は色んな場所に落ちていますので必ず回収するようにしましょう。
「BONEWORKS」基本的な進め方
時計台に向かうのが目的のようではありますが、地図もないのでどっちへ行けばいいのかわかりません。移動していって先へ進める道を探す、という形になります。また途中で鍵のついた扉が出てきた場合は木箱などの中にある鍵を見つければあけて進むことができます。
「BONEWORKS」ネタバレなし 感想
例えば重いモノを動かしたり、使ったりするなど実際に重さを体感できるわけではありませんが、画面内のキャラの動きに合わせないとうまく操作ができない(重いモノならゆっくり動かす)というリアルさを追求した作りのおかげで没入感が高く、今までのVRゲームとは一味違います。頭をひねるだけでなく、色々実際にやってみるとパズルの内容が見えてくるような作りになっているのもとても面白いです。また人体模型のような等身大の敵が迫ってくのは結構怖く、まるで映画の主人公にでもなったかのように銃で戦ったり、壁をよじ登ったりと色々なアクションをこなす必要があり、それらをこなしていく爽快感とスリルがあります。
座ってプレイすることもできますが、立ってプレイしたほうがよりVR内との行動がシンクロしてより面白いです。一方で座ってプレイすると慣れないうちは難しく感じるので、まったりプレイには向かないという側面もあります。もし「BORNWORKS」が第3者視点でプレイするゲームなら大して珍しくもないゲームと言えるかもしれませんが、「よくありそうなゲームを忠実にVR化されている」という部分が特に秀でていると思います。プレイした感覚は最早「よくありそうなゲーム」を数段超えています。ここまでプレイしてきたVRゲームの中では一番楽しいです。
ちなみにVR酔いしやすい人は乗り物用に市販されている酔い止め薬を用意すると良いでしょう。多分酔いやすいタイプのゲームだと思います。僕は欲止めを飲みながらプレイしました(笑)
「BONEWORKS」プレイ環境
OculusLinkを使ってOculus Questを使い「BORNWORKS」をプレイしました。使用したPCは以下です。
マウスコンピュータさんにお借りしました。
●クリエイター向けPC【DAIV】 DAIV 5N-OLED
OS:Windows 10 Home 64bit
CPU :Intel Core i7-9750H
メモリ:16GB
GPU:GeForce RTX2060
●USBケーブル
Oculusのサポートの話ではOculus側で動作確認が取れていないノートPCで動作するかは不明とのことでしたが、「BORNWORKS」は問題なく動きました。プレイ中2度ほどOculus Linkが切れることがありましたが、表示されたダイアログからOculus Linkを有効にするを選べば問題なく続行できました。
●Oculus Quest