【特徴まとめ】iPad Air(アイパッドエアー)第四世代のスペック調べてみた
少し前からイラストが描けるようになりたいなぁ、とぼんやりと考えiPad無印にAppleペンシルでかなりはかどるらしいと聞いて購入を検討していたのですが、そこへ最新のiPad Air(第4世代)が10月23日発売になったということでスペック等調べてみました。無印iPad(第8世代)のコスパも魅力ですが、ホームボタンのないデザインに刷新されiPad proを連想させる新しいairも気になります。スペック表はAppleの公式サイトにありますがこれだけではよくわからないので、この記事ではiPad air第四世代の特徴をざっくりまとめてみました。
iPad air 第4世代 代表的な特徴
ホームボタンがない 色展開が多い
iPhoneX以降のシリ-ズやiPad proなどのようにホームボタンのないタイプになりました。色もスカイブルー、グリーンが増え、前回ゴールドと呼ばれていたピンクっぽいゴールドはローズゴールドと呼ばれるようになりました。
CPUがiPhone12と同じA14Bionic
搭載されているA14BionicはiPad air第三世代(CPUはiPhoneXSと同じA12)と比べるとシングルコアで42%、48%高速になりました。iPhone11に搭載されているA13と比べるとシングルコアで20%、マルチコアで28%高速になったとのことです。グラフィック性能は30%、グラフィックの処理速度は2倍に向上しているそうです。ざっくり感覚で言うならiPhone11よりちょい早、iPhoneXSやiPad第三世代からは割と早くなったと思えばよいでしょう。2020のiPadに搭載されたA12Zとはシングルで勝りますが、A12Zのコア数が8、A14のコア数が6のためマルチコアではiPad proのほうが速いと言えます。
Touch IDがホームボタンからトップボタンへ
iPad proはFaceIDが採用されていましたが、マスクのせいでFaceIDが正しく機能しないという問題があるからかiPad air第四世代にもTouch IDが搭載されました。今回のモデルにはホームボタンがなくなっているため、Toutch IDの場所はトップボタンに移動しています。
充電端子はUSB Cタイプ
iPad proに続き脱ライトニングでUSB Cタイプが使われています。iPhone12にはついていませんがiPad air第四世代にはコンセントアダプタも付属するようです。
Apple Pencilは第1世代→第2世代へ
第三世代iPad airは無印ipadと共通の第1世代Apple Pencilでしたが、第4世代iPad airは第2世代Apple Pencilが対応になります。iPad airの側面に内蔵磁石でくっつけることによって充電ができるようになります。ただリフレッシュレート(1秒間に書き換わる速度)は60fpsであるため、iPad proの書き心地からは劣ります。
サイズ
第4世代
高さ 247.6mm
幅 178.5 mm
厚さ 6.1 mm
第3世代
高さ 250.6mm
幅 174.1 mm
厚さ 6.1 mm
画面が0.4インチ大きくなったことで幅が4mmほど増えましたが高さは3mmほど減りました。厚みは同じなので現行の第5世代iPad miniと同じ、iPad proと比べると0.2mm厚くなります。
重量
第4世代
Wi-Fi:458 g
Wi-Fi+Cellular:460 g
第3世代
Wi-Fi:456 g
Wi-Fi+Cellular:464 g
第3世代と比べて2g軽くなっています。ちなみに無印iPad第8世代よりはWi-Fiで32g、Wi-Fi+Cellularで35g軽く、pro(11インチ)よりは各13gほど軽いです。
背面カメラのスペックアップ
第4世代
1200万画素広角
f1.8
手ぶれ補正Live Photos
4Kビデオ(24, 30, 60fps)
1080pスローモーション(120, 240fps)
第3世代
800万画素広角
f2.4
Live Photos
1080p HDビデオ(30fps)
720pスローモーション(120fps)
現行のiPad proと同様のスペックの背面カメラが搭載されため、解像度が上がりf値が小さくなったことからカメラの画像がより明るくとれるようになりました。また第3世代でできなかった4K動画が撮影できます。
価格
Wi-Fiモデル
64GB 62,800円
256GB 79,800円
Wi-Fi + Cellularモデル
64GB 77,800円
256GB 94,800円
iPad air第3世代からは高くなっていますが、11インチのiPad proの256GB同ストレージと比べるとWi-Fiモデルで15,000円、Wi-Fi + Cellularモデル17,000円安くなっています。
iPad proにあってiPad airにない機能
ディスプレイ
第4世代iPad airの輝度が500に対し、輝度600で、iPad proのリフレッシュレートは120fpsで、iPad air第4世代の倍になっています。リフレッシュレートが高ければたかいほどぬるぬる動きますので、Apple Pencilの書き心地が滑らかになります。
Face ID
第4世代iPad airはトップボタンにTouch IDはついていますがFace IDは搭載されていません。コロナ禍の現代ではFace IDよりもTouch IDのほうが便利かもしれません。
前面カメラの機能
第4世代iPad airにはポートレート機能、ポートレートライティング機能がありません。ポートレート機能はフォーカスを充てた被写体以外をぼかす機能、ポートレートライティング機能は照明エフェクトを付けられる機能です。
背面カメラの機能
1000万画素超広角レンズがありません。
LiDARスキャナ
レーダーのような技術でカメラにうつったモノまでの距離や深さを検出し、より精度の高いAR系アプリを動かすことができる機能です。iPad air第4世代には搭載されていません。
第4世代iPad airの特徴まとめ どんな人が買うべきか
もともとスペック的には無印iPadとiPad proの間に位置していたairシリーズですが第4世代のiPad airはビジュアル的にも実力的にもかなりiPad proに近くなったようです。何をやるかにもよりますが例えば無印、air、proをコスパで考えると依然無印iPad(第8世代)が最もコスパが良いモデルであると思われます。
筆者的にはiPad air第4世代は以下のような人に向いていると思います。
・動画編集をタブレットでしたいが価格は抑えたい
・iPad pro固有の機能はいらない(カメラ、ARなど)
・Apple Pencilは使うがそこまでこだわりがない人
・ホームボタンがあるのはどうも好きになれない
フレームレートはproよりは低いのでApple Pencilの書き心地(追従性)はproが勝っていますが、側面に内蔵磁石でくっつけて充電できるので第2世代のほうが便利です。スペック的にはかなりパワフルなので動画系アプリを使うけれど価格は抑えたい、カメラの機能はそこまで必要ない人に向いています。個人的にはホームボタンがなくなってオシャレになった部分もポイントが高いです。個人的にはLiDARスキャナがついていていてほしかったな。