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ネットで話題の「蘇」作ってみた

2020年3月6日

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蘇

今日は一日子供の面倒を見なけらばならず、Netflixの「愛の不時着」でもみながらまったり過ごすか、と思っていたが子供の機嫌が超悪く、ちっとも寝ないどころか泣きまくり。
とてもドラマを見れる状況ではなかったので、何か暇をつぶせるものはないかとネットを見ていると古代の乳製品「蘇」のレポートしている人が増えているというニュースを見つけました。

冷蔵庫を見るとちょうど牛乳もまるまる一本あるし、うちにはクッキングプロがある!

結構時間がかかるそうだけど、クッキングプロをつかえば簡単にできるのではないか、と思いたちなんとなく「蘇」なるものを作ってみました。

蘇とは

Wikiによると蘇(そ)は、古代の日本で作られていた乳製品の一種で平安時代、貴族階級の間で乳製品が広まったもの、とあります。Twitterなんかでは日本最古の糖尿病を生んだ食べものだとか(ほんとかな)

今調べるとかなり多くの方が作っているようです。

蘇の作り方

もともと以下のツイートから蘇のブームが始まったようです。

これだけだとなんのこっちゃわからないのでをwikiで調べるとたしかにそれ以上でもそれ以下でもないようです。
牛乳をただただ煮詰めるとできる代物。それが蘇ということらしいです。
たとえば牛乳を温めるとできる膜を集めたものが蘇と思えばクッキングプロのスロー調理で行けるのでは?と思い、1リットルまるまるなべにぶち込み、ボタンぽちーとしてみました。時間はわからないのでとりあえず3時間。

蘇づくり 牛乳

クッキングプロ 蘇

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クッキングプロのスロー調理の温度は72℃で温め続ける仕様なので牛乳の膜は40℃以上でできるということですし、ほったらかし調理の利点がここでも生きるか?と思ったんですが生きず。大体1時間くらいでできるという記述をいくつか読んだので1時間くらいで一応中を覗いてみるとちっとも固形になってはいませんでした。

しかたなく、炒めモードで熱していきます。

蘇づくり1

温度が高いのでこちらのほうが早くできそうです。すぐに表面に膜ができはじめました。

蘇づくり2

うっかりスマホゲームをはじめて目を離すともくもくと膜が盛り上がってきます。ちょこちょこ混ぜないといけないのが若干めんどくさい…ですがせっかく始めたので完成まで頑張ってみます。多分お好み焼きを作れるサイズくらいのホットプレートで作るとはかどると思います。

蘇づくり5_R

1時間もするとかなり水分が抜けてホットケーキを焼く前のような状態になってきました。どれくらいにすべきかよくわからないので少し焦げ目がついてきたところで止めます。

蘇づくり6_R

半生のホットケーキのようなものができました。もうちょっと水気が飛べばTwitterで見た画像みたいになるかな?
この時点で味見してみると結構優しい味です。意外とおいしいかも。

蘇実験2_R

半生感もおいしいですが、水分がとんでいた部分も美味しかった気がするのでノンフライヤーで表面をサクっとさせてみようと思います。
ラップで少し形を整えて大体3分くらい過熱します。

蘇実験3_R

狙いどおり表面がサクっと、中が半生のもっちりした蘇が完成しました。アガベシロップをかけるとまたおいしいです。

蘇を作ってみて おいしい?まずい?

大体1時間くらい混ぜ続けなければならないことを除けば、なかなか面白いおやつだと思いました。何もかけなくても牛乳のほのかな甘みで美味しいです。牛乳があまった時なんかは子供のおやつにいいのではないか?…作った当初はそう思いました。また1000年以上前に食べられていたおやつを食べられるというのはなかなか興味深いです。

重い…蘇って重い…

1リットルの牛乳から大体5つくらいわらじ型の蘇を作って、味見込で3つほど食べたんですが‥、胃が重い。
単純に600ミリリットルくらいの牛乳の成分が濃縮されたものなので当然と言えば当然かもしれませんが、味をやさしさからは考えられないレベルの胃のもたれが…。

牛乳の成分表を見る限り1リットルで38gの資質が含まれているそうで、概算で150gの蘇になったとして計算してみると

38/150=25%

25%の脂質を持ったかなり攻撃力の高い食品であることがわかりました…。脂質が25%を占める食べ物と言えば例えば豚の角煮…。

まぁ、概算なのでこのままの数字ではないでしょうけれど、胃もたれの具合から考えると全く納得の数字。

もし試すのであれば優しい味に騙されずに少しずつ食べることをオススメします…。

とは言え、コロナウィルスで気軽に外出しにくい中、いい暇つぶしにはなったと思います。

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